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24時間体制で寝ずの番。子育てと同じくらい愛情が必要です。
ムシロ干しの様子かめびしの仕込みが始まった。1753年創業以来、頑ななまでに守られている「むしろ麹法」は、寝ずの番が基本。3600リットルの桶1本分の運命が、こじんまりした「むしろ麹の部屋」に託される。黄色いフワフワの可愛い麹を育てるため、20度以下にならないように、40度を超えないように、無数の天窓や二重窓を開けたり閉めたりして温度管理。生えてはいけないカビはないか、ムシロは湿ってないか、繊細すぎるほど、注意を払いながらの作業がつづく。体力勝負、かつ真剣勝負の毎日なのだ。かつて醤油業界に機械化の波が押し寄せてきたこともあった。16代目は悩んだ挙句、製麹機を購入し醤油作りに挑んでみた。しかし、むしろ麹法に勝る味は作り出せなかったという。だから今なお、かめびしは手作業の「むしろ麹法」にこだわるのである。


ふんわりパンをほお張れば、ほんわか幸せがやってくる。
日曜日だけオープンするパン屋さんが引田にある。一般的には「遠藤木材さんのパン」と呼ばれたりするから、讃岐弁でいうところの少々ややこしい。整理をすると、遠藤木材が副業として、パンを作って毎週日曜だけ売っている。本当は「日曜日だけのパン屋さん」という名前のパン屋さんなのだ。ほんのり甘いバターをプラスしたバッタ、海苔とジャガイモのハーモニーが麗しいジャパン、クルクルハムに三ツ網・・・可愛いネーミングのアイデアパンが常時約20種、オール90円で味も価格も大満足。さらには看板娘・靖子おばあちゃんの痛快スペシャルトークとお嫁さんの節子さん、孫の知佐さんの優しい笑顔つき。ついつい長居をしてしまう、なごみスポットである。で、やっかいなのが店までのアクセスだ。マルナカ引田店から南、岩崎橋を渡って安戸池方向へ。大和商店から右に行くと塩釜神社、そして大池オートキャンプ場へ向かう途中の道を左に曲がって、赤いポストがある家(わかりますでしょうか?)。あ、もう1つ伝えておかなければ。朝7時にオープンして売切れ次第終了。1日の幸せは早起きにあり〜〜。これホント。

問い合わせ 遠藤
TEL:0879-33-2043


空海が手掘した井戸を有する神社
とらまる公園から南、129号線を車で走ること10分くらいだろうか、ふいに「水主(みずし)神社」が姿を現す。鳥居をくぐると、あたりを包み込むような神聖な空気に、なぜか戸惑いを覚えた。境内にそびえ立つ「祈り杉」は、香川の保存木に指定され、高さ40メートル、樹齢800年を誇るという。本殿の左右に熊野三社と国王神社、後方に孝霊神社を配する春日造りの四社構成。8月中旬に訪れたときは、残念ながら台風10号の被害もあって立ち入ることができなかったが、奥には空海が手掘りした井戸を有する水神社がある。決して華美ではないが心惹かれる場所だった。


海につながる小さな川の風景
かめびしと誉田八幡神社を結ぶ朱色の御幸(みゆき)橋。その下を走る「小海(おうみ)川」の流れは、瀬戸内海・播磨灘へとつながっている。堤防沿いでは、家族、いや、それよりもっと多い。ゲルマン民族の大移動のごとく(見たことはないが…)集団で散歩しているカニに出合えたりもする。間違いなくここは、潮の香り漂う小さな海だ。夕暮れ時、干潟に舞い降りたサギが漁を始めた。ピチピチ跳ねる魚を口ばしで器用にゲットし、一気に飲み込んでいる。みごとな熟練技だ。「おぉ〜うまいぜ!」そんなセリフを言ったかどうかは定かじゃないが、満足そうな表情で寝床へと引き上げていった。引田の町は今日も平和である。


瀬戸の海に見え隠れする島?
「今でも泳ぎに行くわよ。あそこは静かでいいの」。リサーチ中、娘盛りを過ぎてしまった(ごめんなさい!)地元の人たちに人気が高かったのが徳島との県境に位置する坂元(さかもと)海岸だ。ザパ〜ン、ザパ〜ンと岩場に打ち寄せる波、目の前に浮かぶ小島へは、「島渡し」を利用して上陸することもできる。松島に通念島、岸から一番手前にあるのがバーコード気味のお父さんが聞いたら卒倒しそうな毛無(けなし)島。満潮時に島全体が海に浸かってしまうため、木が1本も生えないとか。なんだか愛おしささえ感じてしまう。


僕はナマズの「ムネオ」です
いや〜びっくりしたぁ〜!たぶん100人中81人までが、こう叫ぶと思うスポットを発見した。といっても大池オートキャンプ場なのだが…。入口を2、3歩進んで左を見る。「僕はナマズのムネオです。かわいがってね」。アマゾンの熱帯魚・巨大なレッドテールキャットが出迎えてくれるのだ。長期滞在したキャンパーが自分の名前をつけて帰ったという。もちろんキャンプサイトにバーベキューハウス、シャワーやコインランドリーも完備。1時間100円でカヌーだって楽しめる。
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