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この木の棒を見て「コレだ。」と思った。
醤油造りのイメージに、この棒で醤油をかき混ぜる風景が必ず出ていた。この棒を手にした時に、「職人」て感じがした。
6000リットルの醤油をこの「櫂」でまぜる。
水圧が掛かるのでとても難しい。均一にまざらないと味が調わなくなる。力任せにしてもダメだ。醤油と対話する様にゆっくりとまぜる。「櫂」を使って醤油にこちらの意思を伝える様にまぜると、棒を伝って醤油の動きが分かる様になる。
醤油も人もどちらも、良い味・良い職人になるために、この櫂は欠かせない道具なのだ。
原 新太郎 |
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