クリスマス*イヴに帰ってきた”かめびしさん”~食べる原論~
◆かめびしさん、ヒトはなぜ日々食べ続けるのでしょう??
あれっ、朝飯は何食べたっけなぁ(・・?
◇ふむふむふむ、生活をしていくことを「食べていく」って表現する。
食べるとはまさに"生きる"ことそのものなんじゃ
◆えっと、うん、そうかな…
◇ヒトは食物から栄養とエネルギーを得てるわけじゃがそれだけではないんじゃ
◆他にも何かあるの?
◇そうじゃ。シェーンハイマーってひとがネズミをつかってこんな実験をした。
餌に含まれるアミノ酸(←タンパク質を作ってる)にしるしをつけて食べた後どこへ運ばれるか調べたのじゃ。
シェーンハイマーも食べた餌はエネルギー源となって燃やされ、しるしをつけたアミノ酸の燃えかすはすべて糞尿中に出現するはずであると予想した。
しかし結果は予想外!
与えられたしるし付きアミノ酸の半分以上が身体のあらゆる部位に分散し、
その一部となっておったんじゃ
◆予想外だ!予想外だ!
で、どういうこと??
◇実験の間、ネズミの体重は増加していない。
ということは新たに加わったのと同じ量のアミノ酸が体外に捨て去られたわけじゃ。
例えて"車"でいうと、ガソリンをエネルギーに変えて走っておる。
その点はヒトの身体も同じじゃが、その上にガソリンを燃やすエンジン、駆動系の部分、車体、タイヤ…とあらゆる部位そのものも、それを構成する分子レベルで凄い速さで入れ替わっておる
◆爪とか髪の毛みたいに?
◇そうじゃそうじゃ。
目にみえない臓器や組織もな。それだけじゃなく一見、固定的に思える骨や歯ですらその内部では絶え間ない分解と合成が繰り返されておる。
つまり、身体のタンパク質は、たった三日間程のうちに、食事由来のアミノ酸の約半数によってがらりと置き換えられるということじゃ~(〃^∇^)~
◆三日も経てばまったくの別人ってこと、か(・・?)
◇ヒトは身体っていうと外界から隔てられたもんで、独立して実体としてここにあるように感じておる。しかし分子レベルでは分解されつつ再構成され通りすぎていってるだけのもの…
◆川の流れのようぉにぃ~ρ(^0^)♪♪
◇通りすぎたっていうのも正確じゃないな。なぜなら、そこには通り過ぎてゆくべき受け皿があったわけではなく、受け皿自体を実は通りすぎてく物質が一時、形作っていたにすぎないからじゃ。
つまり、ここにあるのは"流れ"そのもの
◆ハイッ、もぉ一回!
川の流れのようぉにぃ~ρ(^0^)♪♪
◇そう、ヒトは川の流れに映る月影のようなものじゃな。
月影は変わらぬも映す水はたえず移り流れてゆく…我々はたまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい"淀み"でしかないんじゃ。
それも超スピードで入れ替わってる。この流れ自体、そしてまさに食べることが"生きる"ことそのものなんじゃ
◆あっ!!!
そうだ、朝飯は目玉焼きだったんだ。やっと思い出したぞ
◇目玉焼きか…、醤油をかけるべきか、ソースにすべきか、それが問題じゃ
はたまた、塩のみか、マヨネーズか、いやここはあれじゃあれ!
◆あれって???
◇◆…、かめびしソイソルト!!そして、メリークリスマス♪♪♪
●『ロハスの思考』福岡伸一著を参考に書いています。




